千の海を越えて-千洋's blog

三浦半島に住むレイキヒーラー。子宮に向き合っています。

身近な赤と緑で、メリークリスマス

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キリストの誕生日とされるクリスマスと、サンタクロースが本来関係ないのと同様に、クリスマスツリーも西洋に限ったものではなかったようです。

太陽の時間が減り、緑が少なくなるこの時期に、相変わらず青々としている針葉樹にあやかって、また太陽、春が生まれて来ることを祝う、人びとの祭りだったと一説にはあります。
日本のお正月に飾る門松や、精神世界で大切にされる生命の木も、同じ流れの中にあるようです。

だから、身の回りにあるきれいな緑の植物でメリークリスマス🎄
い〜んじゃな〜い?

【ケルトの樹のカード】ヤナギ

ケルトの木のカードに関する解説を一枚ずつ、翻訳しながら、その木に関連する情報を集めていきたいと思う。
まず一回目、出たのは柳。

柳(Willow)/ナイトビジョン、月のリズム、女性的側面、3月を表す。
柳という木は女性、また命の月のリズムを表す。柳は水を探し、湖や河川まわりの湿った場所、湿地帯を好み育つ。潮の満ち引きは月に影響を受けている。月のリズムは、男性性の太陽の一日のリズム、一年ひとまわりのリズムに対比して女性性を表す。様々な点で、ケルトの人々は現代より女性に敬意を払っていた。物質面では、女性が財産所有者で、財産を管理するものは結婚も管理していた。
様々なタイプ、年代の女性がケルトの神々にはおり、同等に扱われた男性神・女性神により精神的強さと生きる力を与えられた。女性の先達や師から学び、特に予言や時には夢や夜のビジョンを重用されたドルイド尼僧が大勢いたのだ。
女神ブリジットは予言者の特質を持ち、彼女の火の祭りが柳の季節にある。
インボルクまたはブリガンティアと呼ばれるこの祭りは、一年を通して二度ある女性の火の祭りのうちのひとつである。柳はこの月をつかさどる月の女神のシンボルとなっている。また柳は湿気による病から保護し、そのような症状に対してこの木が有効であるという言い伝えが多くある。現代医学では、リウマチ熱の治療に使われる、樹皮からサリシンという物質が抽出され、このことからも言い伝えで語られる真実が証明されている。
The Celtic Tree Oracle By Liz and Colin Murrayより
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下記はネット検索して得た情報です。
・エジプト、オシリス神の遺体を納めた棺がナイルに流された際、柳の木がこれを隠した。
・柳は成長が早く、和名ヤナギは彌長イヤナガから転じたという説がある。
・柳にはしだれるものとそうでないものがあり、しだれるものを柳、そうでないものを楊と一般的に言う。
・古代インドでは「歯木」と呼ばれる小枝で歯の清掃をする習慣があったという。この習慣は中国に伝わり、虫歯の痛み止めの効用がある楊柳の枝(楊枝)が使われるようになった。
・柳は、木材として家具やテントの柱、道具の取っ手、矢の材料にされた。
・枝は長細くしなやかなため、鞭にされていた。
・柳のカゴ細工は、比較的少数だった。枝編み細工はローマ時代から現れ始めたもの。
・葉、種、樹皮などが医療に使用された。
・花輪とともにミイラの棺を飾った。
・日本でも柳そのものが霊の宿る木と考えられ、柔らかな葉がたなびく姿が幽霊の手のようにイメージされる等、江戸時代には特に様々な作品で取り上げられた。
・また、楊の木はあの世とこの世を区別する境界の象徴、斎木(ユノキ)の転とする説もある。

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ヤナギのカード